HACCP導入に役立つカネソウのサニタリートラフ

製造環境の衛生管理に役立ちます

HACCPシステムを導入する前段階として、設備・施設等のサニタリー化(清潔化)が、必要不可欠となります。その中で、床排水システムにおいて、従来のコンクリート製排水溝では、経年によりクラック(ひび割れ)が発生し、そこに菌が繁殖する恐れがあり、衛生的な排水システムを実現するのが困難でした。そこで、これらの問題を解消するのが、オールステンレス製で排水蓋用受枠と排水溝が一体型の排水システム「サニタリートラフ」です。

オールステンレス製の受枠・排水溝一体型で、微生物による汚染や異物の混入を防ぎます

コンクリート製排水溝では、経年によりクラック(ひび割れ)が発生し、このすきまで微生物が繁殖し、微生物による汚染や異物の混入が発生する恐れがありましたが、排水溝をSUS304製の一体型とすることで、こうした問題を防ぎます。


清掃しやすい形状です

溝側面と底面の角部をR形状とすることにより、ゴミが溜まりにくく、清掃がしやすくなります。


水勾配により排水がスムーズ

排水溝には1/120(DRYは1/100)の水勾配が設けられており、排水がスムーズに流れます。

※役物(コーナー、排水落とし口)には水勾配が付いておりません。

HACCP対応型 サニタリートラフ製品紹介

豊富なバリエーションにより、使用場所に適したサニタリートラフをお選びいただけます。

ドライ厨房用 サニタリートラフ DRY

ドライ厨房用のメリット
ドライ厨房は、床面を含め、作業中は常に乾いた状態にあり、水をこぼした場合はただちに排水をし、最後に水洗いをしてから乾燥させる厨房です。
そのため、水による厨房内の湿度上昇、雑菌やカビ発生の抑制に貢献します。

ドライ厨房に最適なDRYシリーズ
・みぞ部は、ナローなスリット形状です。また、みぞ蓋が不要なため、コストを削減できます。
・1/100の水勾配が付いており、排水がスムーズです。
※役物(コーナー、排水落とし口)には水勾配が付いておりません。
・4000mmまで一体成形のため、設置時に組立作業が不要で、工期短縮に効果的です。

DRYのバリエーション
スリットタイプの排水溝で、水を床に流すことが少ないドライ厨房での使用に適しています。

現場溶接タイプ サニタリートラフ STWV

現場溶接タイプのメリット
連結部は、溶接による、一体性の確保により、高い水密性が保持できます。

現場溶接タイプのSTWVシリーズ
・清掃がしやすいように、溝側面と底面の角部をR形状としています。
・受枠と排水溝に継ぎ目のない一体型です。
・1/120の水勾配が付いており、排水が流れやすく、残渣が残りにくい形状です。
※役物(コーナー、排水落とし口)には水勾配が付いておりません。
・3000mmまで一体成形のため、連結箇所を減らすことで、コスト削減に貢献します。
・ドアピットやサッシ(窓枠)際の外部排水溝としても、お使いいただけます。
STWV STWV
STWVのバリエーション
設置現場における溶接により、排水溝を一体とするシステムです。

組立タイプ サニタリートラフ STV

組立タイプのメリット
連結部はボルトとナットで簡単に組み立てることができます。

組立タイプのSTVシリーズ
・清掃がしやすいように溝側面と底面の角部をR形状としています。
・受枠と排水溝に継ぎ目のない一体型です。
・1/120の水勾配が付いており、排水が流れやすく、残渣が残りにくい形状です。
※役物(コーナー、排水落とし口)には水勾配が付いておりません。
・直線部材は最長1500mmとし、現場における搬入や取り回しが容易です。
・レベル調整架台付のため、安定した据付けが可能で、防水層を傷つけることなく施工ができます。また、レベル調整ボルトで簡単にレベル調節できます。
・連結部からの水漏れを防ぐため、耐熱性・耐寒性に優れ、劣化の少ないシリコーン系ゴムパッキンを採用しました。
STV-S STV
STVのバリエーション
ボルトとパッキンで接続を行う、施工性の良い、現場組立式の排水溝システムです。

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