アルミニウム製エキスパンションジョイントカバーの着色方法について


アルミニウム製エキスパンションジョイントカバーの着色方法として、電気分解により着色する電解二次着色と塗料を塗り高温で焼き付けて着色する焼付塗装があります。
焼付塗装にはアクリル樹脂焼付塗装(ジュラクロン塗装)、ウレタン樹脂焼付塗装、フッ素樹脂焼付塗装があります。

着色方法と特徴
着色方法 特徴
電解二次着色 耐食性を増す1次の電気分解で酸化被膜を生成した後に2次の電気分解で金属酸化物を吸着させて着色する方法である。
焼付塗装 アクリル樹脂焼付塗装
(ジュラクロン塗装)
建築で現在使用されている塗料の中では一番安価で、主に内装で使用されることが多い。
耐候性:約5〜7年
ウレタン樹脂焼付塗装 内装・外装と幅広く使用される。
耐候性:10〜12年
フッ素樹脂焼付塗装 耐候性や耐汚染性などの化学的性質の安定性が高く、主に高層ビルの外装などに使用される。建築業界で使用されている塗装の中では最もグレードの高い塗装である。
耐候性:15〜20年

電解二次着色
<長所>
塗装と違い電気分解による金属酸化物の吸着により着色するので剥離することはない。
<短所>
着色できる色が限られている。ステンカラー、ブロンズ、黒。


焼付塗装
<長所>
色のバリエーションの幅が広い。
<短所>
電解二次着色と比較すると硬いものとの接触により傷がつきやすい。