EXジョイント免震構造建築用 屋外床のスライドレール受枠について


床部免震エキスパンションジョイントの可動側の側面部に柱や壁、床などの躯体がある場合に、固定側にスライドレール受枠を使用することで、Y方向への可動に対応することができます。

スライドレール受枠の構造は、下図(C部詳細図)のように、 本体パネルはスライドレール受枠の中にあるコの字型の金具に六角ボルトで固定されており、 本体パネルとコの字型の金具と一体でスライドレール受枠の上に載っています。
また、受下地A、Bの両端部には小口カバーが付いています。

地震が起きた場合
免震部がX方向に動いた時は、本体パネルはスライドレール受枠と 同じ動きになります。
免震部がY方向に動いた時は、本体パネルは受下地の小口カバーよって、 側面部をY方向に動かないように制御している為、免震部のスライドレール受枠上をスライドして、Y方向に可動するしくみになっています。

(通常の屋外床用免震ブリッジのボルト固定式の場合は、本体パネルはX方向、Y方向とも免震部と同じ動きになります。)