EXジョイント免震構造建築用の許容残留変位に関する用語について


残留変位
免震建築物は、地震の揺れが収まった時点で、ある方向に偏って静止する場合があり、地震終了後の免震建物が元の位置に戻らない場合に、元の位置からの変位量を残留変位と呼ぶ。

想定最大残留変位
想定される最大の残留変位。想定最大残留変位は設計者が定めるが、日本免震構造協会の維持管理基準では許容される残留変位の大きさは、50mm程度に設定される場合が多いとされている。

残留変形
地震終了時に免震部材やエキスパンションジョイントが元に戻らず形状変化が残ること。

許容残留変位
免震建築物の想定最大残留変位以内であれば、エキスパンションジョイントに残留変形が生じない変位。

参考文献: 「免震エキスパンションジョイントガイドライン」
(一般社団法人日本免震構造協会発行)