仕口ダンパーの粘弾性体について


仕口ダンパーは高分子材料の粘弾性体を鋼板と鋼板の間に挟み込み、この粘弾性体のせん断変形により地震などのエネルギーを吸収します。
粘弾性体の材料はTPE(Thermo Plastic Elastomer:熱可塑性エラストマー)を使用しています。
エラストマーとは合成された高分子材料で、ゴム状の弾性体のことです。

粘弾性体の耐久性については、促進劣化試験を行った結果、60年相当経過後においても、減衰定数が5%程度の低下で小さく、仕口ダンパーの性能は、ほぼ維持されます。