床上掃除口の金具枠と施工方法について


床上掃除口には、金具枠の大きいもの(化粧型)と小さいもの(一般型)があります。
金具枠大(化粧型) 金具枠小(一般型)
鋼管ねじ込み用(内ねじ) CKA-S
塩ビ管差し込み用 CKO-VPS CKF-VPS
化粧型と一般型では、施工方法や納まりが異なります。
以下は、塩ビ管差し込み用を使用した長尺塩ビシート仕上げの場合の施工方法です。

・化粧型の施工方法


@配管を立ち上げて、床開口を埋める。


A床下仕上げ後、配管を切断する。(仕上げ面で切断)


B長尺塩ビシートを貼る。


C長尺塩ビシートを切り取り、配管穴を設け、掃除口を取り付ける。

・一般型の施工方法


@配管を立ち上げて、床開口を埋める。


A床下仕上げ後、配管を切断する。(仕上げ面と掃除口の金具枠高さを考慮して切断)


B最終の仕上げ高さで掃除口を取り付ける。


C長尺塩ビシートを貼る。(掃除口部分をカット)


床上掃除口の納まりは下図のようになります。


化粧型:掃除口は金具枠高さ分だけ床より高くなる。


一般型:掃除口は床仕上げと同面


それぞれの特徴は、下表のようになります。
美観 施工 バリアフリー 価格
化粧型 きれいに納まる 容易 不向き 比較的高価
一般型 仕上材の切断部分が見える 難しい 安価