歩道用鉄蓋の緊急車両の荷重強度について


歩道用鉄蓋の破壊荷重は、衝撃を考慮した後輪一輪荷重(通常鉄蓋に載る最大荷重)の4倍以上に設計されています。

破壊荷重>衝撃を考慮した後輪一輪荷重×4(この値を安全率という)

これに基づき、T-14仕様の鉄蓋の破壊荷重は242KNとなります。このT-14仕様の鉄蓋にT-20もしくはT-25の緊急車両が(衝撃を考慮した後輪一輪荷重が86.33KNもしくは107.91KN)が一度程度通過しても、鉄蓋が破壊することはありません。これにより、T-14仕様の鉄蓋はT-20・T-25の緊急車両の通過が可能といえます。
また、用途や強度についても区分されており、その内訳は以下のようになります。
T荷重 衝撃を考慮した後輪一輪荷重 破壊荷重
T-14 60.41kN 242kN
T-20 86.33kN
T-25 107.91kN
荷重条件はキャブシステム技術マニュアル(案)による。

※建築・設備用鉄蓋の緊急車両の荷重強度についてはP020205参照