耐震・制震・免震について


建物の地震に対する構造には、耐震・制震・免震があります。

耐震は、柱・梁・壁・筋かいなどの構造部材を強くし、地震に抵抗できるようにする方法です。

制震は、ダンパーを用いて、建物に生じる震動をある程度の大きさに抑え、建物が倒壊するのを防ぐ方法です。 
仕口ダンパーは、制震装置にあたります。(P051130参照)

免震は、建物を地面から切り離し、建物と地面(基礎)の間に免震装置を組み込み、地震の揺れが直接建物に伝わらないようにする方法です。免震構造物用EXジョイントは、この構造の建物の周囲に必要となるエキスパンションジョイントカバーです。

耐震・制震・免震を全て含めて、「耐震設計」、あるいは「耐震補強」と言います。