ステンレスのNo.1仕上げについて


ステンレス鋼板のNo.1仕上げは、つや消しの白っぽい表面で、少しザラついた仕上がりです。板材を、熱をかけてロールで延ばす熱間圧延の後、表面を酸で洗い、汚れ等を取り除いたものです。製造上、1番目の工程でできるため、「No.1」と表します。熱間圧延で製造したものなので「HOT材(ホット材)」あるいは「酸洗材」とも言います。
No.1仕上げについては、JIS G 4304により、下記のように定義されています。
表面仕上げの記号 摘要
No.1 熱間圧延後、熱処理、酸洗又はこれに準じる処理を行って仕上げたもの。

No.2B仕上げについてはP020124参照