公共建築工事における建築金物の労務費について


公共建築工事での建築金物の労務費(取付工費)は、以下のように算出します。
1、「公共建築工事標準単価積算基準(平成19年度版)」(旧:公共建築工事標準歩掛り)に記載の歩掛りを見ます。
表A1-13-1 ルーフドレン(1個)
50〜80mm 100〜150mm
型枠工 0.09人 0.1人
左官 0.09人 0.1人
※縦引き・横引き・中継用共通

表A1-14-3 マンホールふた及び点検口(1ケ所)
  マンホールふた 床点検口
径400〜500mm 450〜600角
配管工 0.25人
左官 0.1人 0.05人
内装工 0.1人


2、「建設物価」などで「公共工事設計労務単価」を調べます。最新版で、該当する都道府県の単価とします。
例:平成19年度の東京都での労務単価
型枠工 17,700円/人・日
左官 18,500円/人・日
配管工 17,800円/人・日
内装工 17,700円/人・日


3、歩掛り×労務単価で労務費を計算します。
  ルーフドレン
50〜80mm 100〜150mm
型枠工 1,590 1,770
左官 1,660 1,850
計(労務費) 3,250 3,620

  マンホールふた 床点検口
径400〜500mm 450〜600角
配管工 4,450
左官 1,850 920
内装工 1,770
計(労務費) 6,300 2,690


※複合単価(材工単価)を算出する場合は、(材料費+労務費)×10〜15%の下請経費などを加算するのが一般的です。