JIS A 5372 に規程されているU形側溝(U字溝)に、
載せるだけでお使いいただけるスチール製グレーチングです。

JIS A 5372 のU形側溝、上ぶた式U形側溝に対応した、U字溝用スチール製グレーチングです。
車両が走行することはまれで、走行することがあっても一時待避などで低速で走行するような、車両が乗り入れる可能性のある場所に設置できます。
建物内、建物敷地内、公園敷地内、車道以外で車両の乗り入れる可能性のある場所でお使いいただけます。


スチール製グレーチング 歩道U字溝用 製品一覧表


製品符号 強度 タイプ みぞ幅(mm)
HXHU T-14・T-6・T-2 滑り止め模様付 150,180,200,240,300,360,450
HSHU T-14・T-6・T-2 プレーンタイプ 150,180,200,240,300,360,450
QXHU T-14・T-6・T-2・歩行用 細目滑り止め模様付 150,180,200,240,300,360,450
QSHU T-14・T-6・T-2・歩行用 細目プレ ーンタイプ 150,180,200,240,300,360,450
※HXHUは、荷重により設定のない製品があります。


適応するU字溝について

U字溝はJIS A 5372 プレキャスト鉄筋コンクリート製品において下記のように規定されています。

  • 推奨仕様E-1 U形側溝 1種
    用途:主として車道に平行して設置するもの
  • 推奨仕様E-2 上ぶた式U形側溝 1種
    用途:主として歩道に設置するもの
  • 推奨仕様E-2 上ぶた式U形側溝 2種
    用途:車両(後輪一輪32kN以下)が隣接して走行することはまれで、走行することがあっても一時待避などで低速で走行するような場所に、車道に平行して設置するもの。

※推奨仕様E-2 上ぶた式U形側溝においては、コンクリート製ふたを使用せず、側溝本体にグレーチングを載せて、ご使用いただけます。



強度基準


スチール製グレーチング 歩道U字溝用の強度基準は下表のとおりです。
強度 後輪一輪荷重 後輪接地面積 基準・規格 設置場所
T-14 54.9kN 200×500mm 総重量14,000kgfまでの車両の乗り入れが可能

一般社団法人 公共建築協会 建築材料・設備機材等品質性能評価事業  に基づく。
建物内、建物敷地内、公園敷地内、車道以外で車両の乗り入れる可能性のある場所。
車両が頻繁に通行する場所や、フォークリフト等の特殊車両が通行する場所には適しません。
T-6 23.5kN 200×240mm 総重量6,000kgfまでの車両の乗り入れが可能

一般社団法人 公共建築協会 建築材料・設備機材等品質性能評価事業  に基づく。
建物内、建物敷地内、公園敷地内、車道以外で車両の乗り入れる可能性のある場所。
車両が頻繁に通行する場所や、フォークリフト等の特殊車両が通行する場所には適しません。
T-2 7.8kN 200×160mm 総重量2,000kgfまでの車両の乗り入れが可能

一般社団法人 公共建築協会 建築材料・設備機材等品質性能評価事業  に基づく。
建物内、建物敷地内、公園敷地内、車道以外で車両の乗り入れる可能性のある場所。
車両が頻繁に通行する場所や、フォークリフト等の特殊車両が通行する場所には適しません。


強度 荷重 基準・規格 設置場所
歩行用 5.0kN/u
等分布荷重
道路橋示方書、歩道等の群集荷重 歩道


後輪一輪荷重について

車両の総重量に対する荷重の考え方は下図のとおりです。

    後輪一輪にかかる荷重:

  • T-14:W=14,000kgf×0.4=5,600kgf=54.9kN
  • T-6 :W= 6,000kgf×0.4=2,400kgf=23.5kN
  • T-2 :W= 2,000kgf×0.4= 800kgf= 7.8kN