塩害環境において優れた耐食性を発揮します

主な使用場所について

沿岸部の施設や漁港、鮮魚市場施設、水産加工施設など海水が流れる場所でご採用いただいております。また、融雪剤を使用する場所、酸性雨による腐食対策にご使用いただけます。
※ご注文の際は「高耐食性スチール製グレーチング」とご指示ください。
※スチール製グレーチングと同じ機種・サイズを準備できます。

SGめっきとは

「溶融亜鉛アルミニウム合金めっき」の名称で、溶融亜鉛めっきをベースに、さらに亜鉛を主成分にアルミニウムとマグネシウムを加えた合金めっきです。
「SGめっき」は株式会社興和工業所様の登録商標です。また、国土交通省・新技術情報提供システム(NETIS)には、「SGめっきSP」という名称で登録されています。(NETIS登録番号:QS-170020-VE)

JIS規格

SGめっきに関する規格に日本産業規格:JIS H 8643(溶融亜鉛アルミニウム合金めっき)があります。
下記に抜粋したものを示します。

亜鉛及びアルミニウムから成るめっき浴の組成

亜鉛 アルミニウム マグネシウム その他a)
残部b) 4.0〜10.0 3.0以下 0.3以下

a)その他とは、鉄、鉛、カドミウム及び意図的に添加する元素の合計をいう。
b)残部とは、100.0からその他の質量分率を減じた値をいう。

種数及び種類の記号・膜厚

種類 種類の記号 適用例(参考) 平均膜厚 最小膜厚
1種 36A HZA36A 厚さ1.6mm以上の鋼材、鋼製品など 36μm以上 25μm以上
50A HZA50A 厚さ6.0mm以上の鋼材、鋼製品、鋳鍛造品など 50μm以上 36μm以上


耐食性

使用環境により異なりますが、試験条件下では、通常の溶融亜鉛めっきと比較して数倍の耐食性を有します。

外観

溶融亜鉛めっきと比較してやや白くなり、鏡面光沢の無い外観となります。
また、溶融亜鉛めっきに見られる亀甲模様(スパングル)も出にくい外観となります。