周囲と同じ舗装材が充填できます。
カラー舗装用みぞ蓋は、舗装材として陶磁器質タイル、石材、インターロッキングブロックなどを使用することができます。
陶磁器質タイルなどの厚さ10mm前後の舗装材を使用する場合は、充填深さ28mmまたは35mmの製品を、鉄平石などの厚さ35mmまでの舗装材を使用する場合は充填深さ40mmの製品を、インターロッキングブロックなどの厚さ60mmまでの舗装材を使用する場合は、充填深さ65mmまたは75mmの製品をご利用ください。
下記のような舗装材を充填できます。
●陶磁器質タイル
タイルの厚さは、JIS A 5209「セラミックタイル」より、厚さ40mm未満と記載されています。
カネソウのタイル用化粧用スリットみぞ蓋は、タイルの中でも一般的に多く使われている、厚さ10mm前後の内装用・外装用床タイル、床モザイクタイルに対応できます。
●石材
日本建築学会の「建築工事標準仕様書・同解説 JASS 9 張り石工事」では、床部に使用する石材の厚さは建物内部では20mm以上、建物外部では30mm以上と定められています。
厚さ35mmまではタイル用、35mm以上はインターロッキングブロック用で対応できます。
●視覚障害者誘導用ブロック等
寸法300×300で厚さ30mmのコンクリート平板製品や視覚障害者誘導用タイルはタイル用で対応できます。厚さ60mmのコンクリート平板製品はインターロッキングブロック用で対応できます。
●コンクリート平板
JIS A 5371「プレキャスト無筋コンクリート製品」の推奨仕様B-1「平板」に記載されている、普通平板・透水性平板・保水性平板の厚さ60mmのものに対応できます。
●インターロッキングブロック
JIS A 5371「プレキャスト無筋コンクリート製品」の推奨仕様B-3「インターロッキングブロック」に記載されている、普通ブロック・透水性ブロック・保水性ブロックの厚さ60mmのものに対応できます。
舗装材の目地割について
蓋の長さを600mmに設定しているため、100角・150角・300角のタイル寸法に適合します。
周囲のタイル材の目地と蓋の目地が合致し、美しい目地ラインが舗装空間の演出を効果的にします。
目地の選択について
目地素材の選択
ステンレス、鋳鉄、スチールの3種類からお選びいただけます。
舗装材の色彩、質感にマッチした目地素材をお選びください。
ステンレス目地

シャープな印象のステンレス素材は、
建物のエントランス部などより高級感を必要とする場所に適します。
鋳鉄目地

落ち着いた雰囲気の鋳鉄目地は、色彩の濃い舗装材や和風の雰囲気にマッチします。
スチール目地

溶融亜鉛めっきを施したスチール目地は、
耐候性とコストパフォーマンスに優れ、
公園や広場などの広い面積での使用に適します。
ステンレス製はすきま6mm(目地ピッチ10mm)、すきま11mm(目地ピッチ15mm)の2種類に加えて、排水目地なしタイプを設定。目詰まりを防ぎたい場合にはすきま11mmを、歩行の安全性を高めたい場合にはすきま6mmをお選びください。また、排水目地なしタイプは、蓋を意識させない美観重視の場所に適しています。