木造住宅では、基礎の上に部材を組み合わせて軸組を構成し、建物の荷重や地震時に生じる力を地盤に伝達しています。
仕口ダンパーは垂直材(柱など)と横架材(桁など)の交点に取り付ける装置です。木造住宅の横成部材の名称は複雑ですが、それらの中でも代表的なものを以下に記します。

桁行方向軸組図(棟に平行)
※仕口ダンパーは
赤文字の部材に取り付けるのが効果的です。
1.垂直材
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通柱・・・1階から2階まで1本で通した柱。
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管柱・・・各階ごとに設けられた柱。
・間柱・・・柱と柱の間に入れて壁を構成する垂直材。
・束・・・横架材を支える短い柱。小屋束・床束
2.水平材
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桁・・・棟と平行方向で、柱や壁の上にある横架材。軒桁は屋根を受ける外周部の横架材。
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梁・・・桁と90°方向の横架材。小屋梁・床梁など。または横架材の総称。
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胴差・・・2階以上の床の位置で上階の管柱を受ける横架材。
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土台・・・基礎の上にある水平材。
・母屋・・・棟方向の小屋組みの横架材。垂木を受ける。
・胴縁・・・壁の下地材。
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KSD100QM