仕口ダンパーKSD100QMの復元力特性について


木造建物の構造計算を限界耐力計算で行う場合、仕口ダンパーKSD100QMの復元力特性を算出するには下表の数値をご利用ください。ただし、下記の適用方法にご注意願います。

「適用方法」
1.数値は4個の仕口ダンパー取付時の架構の耐力です。仕口ダンパーが2個なら1/2、1個なら1/4とします。
2.数値は架構高さ2,730mm、柱間寸法 1,820mmの場合の耐力です。耐力は架構高さに反比例し、柱間寸法には関係しません。
3.等価粘性減衰定数は、周期0.3~1秒でh=40%、周期2秒でh=35%とします。
層間変形角 R(rad) 耐力 Q(kN)
振動数 0.5Hz
(周期 2.0sec)
1/120 0.4
1/60 0.6
1/30 1.0
1/15 1.0
振動数 1.0Hz
(周期 1.0sec)
1/120 0.45
1/60 0.75
1/30 1.15
1/15 1.15
振動数 3.0Hz
(周期 0.33sec)
1/120 0.7
1/60 1.15
1/30 1.15
参考文献:「伝統構法を生かす木造耐震設計マニュアル」学芸出版社