スリットみぞ蓋シリーズ

プレキャスト側溝用スリットみぞ蓋シリーズ

細いスリットでも排水性能は確保しています。

集水面積

集水面積は以下の式で算定しています。

※国土交通省大臣官房官庁営繕部整備課　「構内舗装・排水設計基準」平成27年度版　第4章「構内排水計画」より抜粋。
流出係数は路面の最大値として0.95と仮定。
降雨強度は100mm／hと仮定。

ボーダースリット　流入流量測定試験内容

1.製品名
プレキャスト側溝用スリットみぞ蓋　ボーダースリット／センタースリット
スリット蓋：VSMQ、VSRG、VSGB
枠：BKIT
2.試験方法
（1）試験内容
排水開口部に、スリット蓋の長さ320mmに切断した試験体を設置し、水をスリット蓋から流入させ、水位の変化と経過時間から流入流量を算出する。

（2）寸法
水槽の面積：1494×1194（板厚3mm）
スリット蓋： VSMQ　幅54mm×長さ320mm
　　　　　　 VSRG　幅23.5mm×長さ300mm
　　　　　　 VSGB　幅23.5mm×長さ320mm
枠： BKIT スリット幅60mm×長さ325mm
　　 BKIT スリット幅24mm×長さ325mm

（3）測定方法
水位はスリット部から150mm離した場所に定規を垂直に設置し、水面が10mm毎に目盛りに到達した時間を測定する。
定規の0点はボーダースリットの枠目地と同じレベルとする。
測定開始水位は150mm付近を基準とし、測定終了水位は0mmとする。
なお、完全に水位が0mmとはならないため、枠の開口部への流入水が連続的に流れる状態から断続的に流れるようになった時点を0mmと判断し、終了する。
各水位の排水時間は該当する水位から、次の測定水位に至るまでの時間を排水時間とする。
（例：水位50mmの場合は水位50mmから40mmまでに要した時間。）

（4）試験結果
試験結果は、50mm〜10mm時点の排水能力を試験結果としてまとめる。
ただし、10mm地点の排水能力は水位0mmの判断が難しく、ばらつきが大きくなってしまうため、10mmから5mmまでの経過時間を使用する。
排水能力は、試験体の蓋長さ320mmと定尺の1000mmとの開口率の比を測定結果に掛け、定尺の排水能力とする。

（5）試験結果
各スリット蓋につき7回ずつ測定を行う。
3.流入流量測定試験結果
（1）計算方法
水位(10mm)あたりの体積：17.83 L/10mm
流入流量（L/s）＝ 10mm当たりの体積÷水位が10mm減少する時間
スリット蓋の試験体蓋長さと定尺との開口率の比
VSMQ： 2.55
VSRG： 3.11
VSGB： 3.48
定尺あたりのスリット蓋の流入流量＝ 流入流量×定尺との開口率の比

（2）試験結果

スリット蓋のタイプ	水位	流出量	集水面積
VSMQ0620　 スリットすきま6mm	50mm	18.01×10-3m3／sec	682�u
	40mm	17.83×10-3m3／sec	676�u
	30mm	10.67×10-3m3／sec	404�u
	20mm	5.60×10-3m3／sec	212�u
	10mm	2.70×10-3m3／sec	102�u
VSRG0220　 スリットすきま6mm	50mm	15.90×10-3m3／sec	603�u
	40mm	14.27×10-3m3／sec	541�u
	30mm	11.59×10-3m3／sec	439�u
	20mm	5.15×10-3m3／sec	195�u
	10mm	2.32×10-3m3／sec	88�u
VSGB0219　 スリットすきま6mm	50mm	13.21×10-3m3／sec	501�u
	40mm	12.02×10-3m3／sec	455�u
	30mm	11.39×10-3m3／sec	432�u
	20mm	6.26×10-3m3／sec	237�u
	10mm	2.27×10-3m3／sec	86�u