ルーフドレン



デッキプレートとコンクリートが一体化した
合成スラブに適したデッキプレート打込型ルーフドレンです。

合成スラブとは

デッキプレートとコンクリートで構成される合成スラブは、デッキプレートがコンクリート打設時には型枠の役目を担い、コンクリート硬化後はデッキプレートとコンクリートが一体になって、デッキプレートが鉄筋の働きをする、施工性および強度に優れた合理的、経済的な床構造です。


合成スラブ内に簡単・確実に設置できるルーフドレン

デッキプレートやフラットデッキなどの鋼製材料の上に、ルーフドレンが簡単・確実に仮固定でき、コンクリート打設と同時に合成スラブ内にルーフドレンが設置できる打込型です。
デッキプレート打込型専用の固定金具は、各種デッキプレートのみぞ幅、みぞ高さに対応する寸法・形状です。また、たて引き用ルーフドレンの固定金具には、コンクリートの充填に効果的な、穴加工が施してあり、より確実な合成スラブが施工できます。

各種ルーフドレンに対応します

  1. たて引き用
  2. よこ引き用
  3. 防水層張掛け幅100mmタイプ
  4. 外断熱用
  5. 外廊下排水用
  6. ステンレス鋳鋼製


たて引き用


WDHP-2 納まり図


よこ引き用


EDXC 納まり図

フラットデッキへ納める場合

先穴あけ仕様
施工手順
  1. ルーフドレン本体を、固定金具に、養生蓋、長ねじボルト、蝶ナット、位置決めプレートを使用して組み付けておきます。
  2. 切り欠き穴寸法に基づき、フラットデッキ上のルーフドレン取付位置にケガキを行います。
  3. ケガキ線に沿って、フラットデッキを切断します。
  4. 工程1.でセットしたルーフドレン本体および固定金具をフラットデッキに載せます。
  5. フラットデッキと固定金具をドリルねじまたは溶接で固定し、取付完了です。
  6. コンクリートを打設します。
  7. コンクリート硬化後、養生蓋、蝶ナット、長ねじボルト、位置決めプレートを外します。

詳細は、デッキプレート打込型施工要領書をご覧ください。

後穴あけ仕様
  1. 打込型ルーフドレンを使用します。
  2. スラブコンクリート打設後、フラットデッキに穴をあけます。
  3. 納まり図
施工手順
  1. 位置決めプレートをドリルねじでフラットデッキに固定します。
  2. ルーフドレン本体を養生蓋、長ねじボルト、蝶ナットで位置決めプレートに固定します。
  3. コンクリートを打設します。
  4. コンクリート硬化後、蝶ナットをゆるめ養生蓋を外します。ドリルねじ・位置決めプレートはフラットデッキに穴をあける際に一緒に外します。
  5. スラブの下側より、フラットデッキに穴をあけます。穴の直径は、接続するたてといの外径+10mm程度としてください。

フラットデッキへ納める場合の注意

以下に該当する場合は、リブに2ヶ所以上跨るように、山形鋼などの補強材を入れて強度を確保してください。
  1. フラットデッキに150mm以上の穴をあける場合
  2. リブが切断される場合


デッキプレート打込型ルーフドレンの製品一覧表はこちらをご覧ください。