ルーフドレン


ルーフドレンを選択する際の6つのポイント

ルーフドレン
ルーフドレン
ルーフドレン
ルーフドレン
ルーフドレン
ルーフドレン

1.材質バリエーション

ルーフドレン
鋳鉄製

ルーフドレン
アルミニウム製

ルーフドレン
ステンレス製

ルーフドレン
ステンレス鋳鋼製


材質 規格 JIS記号 特徴
鋳鉄製 JIS G 5501 FC150 ルーフドレンに最も多く使用されている材料です。
各種防水材料との密着性が良く、材料強度が高く、
かつコストパフォーマンスに優れます。
アルミニウム製 JIS H 5202 AC2B アルミニウム合金鋳物(AC2B)を採用しており、
軽量でかつ美観に優れます。
戸建住宅やマンションのバルコニーなどに適します。
JIS H 5302 ADC12 アルミニウム合金ダイカスト(ADC12)を採用しており、
軽量でかつ寸法精度が高く、美観に優れます。
戸建住宅やマンションのバルコニーなどに適します。
ステンレス製 JIS G 4305 SUS304 ステンレス鋼板をプレス成型した製品で、耐食性に優れます。
見た目の高級感から、美観性を重視する場所に最適です。
ステンレス鋳鋼製 JIS G 5121 SCS13 ステンレスを鋳造成型した製品で、優れた耐食性とともに高い強度を
備えています。沿岸地域や工業地帯、積雪地などに適しています。
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2.建物構造

建物構造の工法に適した取付部品を付属しております。

建物構造 施工方法 説明
RC造 打込型 コンクリート打設と同時にルーフドレン本体を躯体に設置することができ、工期短縮が図れます。付属の打込部品を用いることで、コンクリート型枠への仮固定を行います。
PC造 PC打込型 プレキャストコンクリート工法に対応する打込型です。
PC工場において、壁や床などのコンクリート製品を製造する際に適した打込部品を付属しています。
SRC造 デッキプレート打込型 鋼製のデッキプレートとコンクリートが一体化した合成スラブに適した打込型です。
デッキプレートに固定を行う専用の金具が付属します。
S造 デッキプレート打込型 鋼製のデッキプレートとコンクリートが一体化した合成スラブに適した打込型です。
デッキプレートに固定を行う専用の金具が付属します。
S造 ALC用 ALCパネルにルーフドレンを取り付けるための穴を開け、ルーフドレン本体と付属の 専用部品でALCパネルを挟み、簡単・確実に固定できます。
木造 木付け用 付属の木ねじで、建物の木下地材にルーフドレン本体を固定できます。
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3.排水型式

たて引き用は床スラブに、よこ引き用はパラペットや手すりと床スラブとのコーナー部に設置します。

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4.使用場所

使用場所に応じた形状をお選びいただけます。

屋上

落ち葉や砂などで目詰まりしにくい立体的な形状で広い開口部を設けたタイプです。  

バルコニー・廊下・踊場

歩行の安全性を考慮したフラットなデザインで、人が出入りするバルコニーや外廊下などに最適です。

バルコニー中継用

バルコニーや踊場などで、たてといを中継するタイプです。ロート付の水はね防止タイプも あります。

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5.防水工法

建物の要求性能を満足するために、防水工法に適した機種選定、ならびに施工を行うことが重要です。
ルーフドレンには、主に「アスファルト防水・シート防水用」と「塗膜防水・モルタル防水用」があります。
「アスファルト防水・シート防水用」は、本体とストレーナーの間に防水層端部のはく離を防止するための防水層押えが付いたタイプです。一方、「塗膜防水・モルタル防水用」は防水層押えがありません。

※屋根部に塗膜防水を施工する場合、また複合塗膜防水やFRP防水の場合は、防水層押えが付いた「アスファルト防水・シート防水用」を推奨しています。防水層端部の確実な納まりを実現します。

防水工法の種類 説明 ルーフドレンのタイプ
アスファルト防水 コンクリート下地、およびプレキャストコンクリート下地に溶融アスファルトとアスファルトルーフィング類を交互に積層して施工する工法です。 防水層押え付
改質アスファルト
シート防水
コンクリート下地、ALCパネル下地およびプレキャストコンクリート下地に、改質アスファルトシートをトーチ工法または常温粘着工法により施工する工法です。 防水層押え付
合成高分子系
シート防水
コンクリート下地、ALCパネル下地およびプレキャストコンクリート下地に、合成高分子系ルーフィングシートを用いて施工する工法です。 防水層押え付
塗膜防水 コンクリート下地に常温で液体状の防水材(ウレタンゴム系、ゴムアスファルト系)を塗り広げて硬化させることで防水層を形成する工法です。 防水層押えなし
※屋根部に塗膜防水を施工する場合、また複合塗膜防水やFRP防水の場合は防水層押え付をご使用ください。
複合塗膜防水は、塗膜とアスファルトシートなど2種以上の防水剤を複合させて施工する工法です。
FRP防水はFRPシートを敷き、その上に樹脂を塗って硬化させます。さらに硬化が進んだ防水層の上にトップコートという保護仕上げ材を重ね塗りして仕上げます。
防水層押え付
モルタル防水 一般的に防水モルタルで仕上げた防水層のことを示します。
セメント系防水の一種で簡易的な防水工法として適用されます。
防水層押えなし

国土交通省の仕様書に準拠した、防水層張掛け幅100mmタイプをご用意しております。

防水層張掛け幅100mmタイプ
たて引き用

防水層張掛け幅100mmタイプ
よこ引き用


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6.排水管接続方法

屋内配管に適した「ねじ込み式」と屋外配管に適した「差し込み式」を設定しています。

ねじ込み式
ルーフドレンと排水管をねじで接続します。接続部に密閉性があり、屋内配管に適します。
※ルーフドレン本体にJIS B 0203に定める管用めねじ加工が施してあります。接続する排水管には管用テーパおねじ加工を施してください。
差し込み式
ルーフドレン本体の排水口が、排水管の内径より小さくできており、排水管を差し込むだけで接続でき、屋外配管に 適します。
※密閉性がないため、屋内配管には使用できません。

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