ルーフドレン



外断熱工法とは

鉄筋コンクリート構造等、蓄熱層となる躯体の外側を断熱材で覆う工法です。建物(コンクリート構造物)の外側を断熱材で覆うので、蓄熱性のある建物の躯体が室温と同調し、建物内部(部屋間)の温度差が少なくなり、冬の寒さや、夏の暑さの影響を少なくする、省エネルギー 効果のある工法です。

外断熱工法の主なメリット

  1. 建物の長寿命化
  2. 結露によるカビ・ダニの抑制
  3. 熱損失の抑制
  4. 二酸化炭素排出量の削減
外断熱工法

躯体自体が蓄熱層となるため、外気が内部へ伝わりにくく、室温の変化が少ない。

内断熱工法

断熱材が内部にあり、外気が躯体を伝わり内部へ入ってくるので、断熱材と躯体の間に結露やカビの発生の原因となり得る。

外断熱用ルーフドレン



特徴

  1. 外断熱工法の建物に適したルーフドレンです。
  2. 標準のルーフドレンに、断熱材押えと、それを固定するためのボルトが付属しています。
  3. 付属の断熱材押えにより、断熱材を確実に押えることができ、スムーズに施工ができます。
  4. 断熱材をルーフドレンの間際まで張ることができるので、熱損失を押えることができます。

外断熱用ルーフドレンの納まり




使用できる断熱材の厚さについて たて引き:20〜40mm(WHPW-2のみ15〜40mm)
よこ引き:25〜40mm
となります。断熱材の厚さが40mmを超える場合は、断熱材を固定しているボルトを長くすることで対応しています。
断熱材厚さが40mm以上の場合は、ご注文の際にご指示ください。

国土交通省に準拠した防水層張掛け幅100mmタイプ をラインナップ

公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版において、アスファルト防水、改質アスファルトシート防水、合成高分子系ルーフィングシート防水の場合、ルーフドレンの品質・性能として防水層の張掛け幅は100mm以上とされております。
カネソウでは、外断熱用ルーフドレンにおいて、防水層張掛け幅100mmタイプを取り揃えております。
ルーフドレン本体の張掛け幅を100oとして防水材の接着面積を広げ、防水層端部からの漏水を起こりにくくする構造としています。また、防水層押えの押え幅を広げ、確実な屋上防水が施せます。
防水層張掛け幅100mmの外断熱用ルーフドレンは、本体寸法が大きいため、スラブコンクリートの下側に断熱材の貼付が必要となります。 (下記納まり図参照)

外断熱用 防水層張掛け幅100mm 納まり図
外断熱用 防水層張掛け幅100mm 納まり図
WHXSW


断熱材が防水層やコンクリートで押さえられている納まりの場合、外断熱用ルーフドレンは不要になります。
ただし、断熱材をルーフドレンの際まで敷設できないのため、ルーフドレン周辺には、スラブコンクリートの下側に断熱材が必要となります。

たて引き 施工例
断熱材押えが在る場合(外断熱用)



断熱材押えが無い場合


よこ引き 施工例
断熱材押えが在る場合(外断熱用)



断熱材押えが無い場合



外断熱用 ルーフドレンの製品一覧表はこちらをご覧ください。