ご採用、ご使用の際の留意点
地震時に免震建築物が大きく変位した時、免震エキスパンションジョイントが大きく可動することにより、その相対変位を吸収する構造ですが、その周辺にいる人に危害を与える可能性を伴います。
詳しくは
免震エキスパンションジョイントの留意点をご確認ください。
床部免震エキスパンションジョイントの可動側の側面部に柱や壁、床などの躯体がある場合に、固定側にレールスライド受枠を使用する事で、Y方向への可動に対応することができます。

※上図は
MX77VTEF-U-Mをレールスライド受枠躯体埋込にした場合の施工例です。
固定側の本体パネルと受枠がスライドすることにより、建物の動きに追従します。
レールスライド受枠躯体埋込
レールスライド受枠側面固定
(歩行用荷重のみ)
ご注文方法
ご注文は下記の要領でご指示ください。
<例>
レールスライド受枠躯体埋込の場合
MX77VTEF-U- RY -M-6065
レールスライド受枠側面固定の場合
MX77VTEF-U- RK -M-6070
性能確認試験動画
床部免震エキスパンションジョイントの固定側の床(スラブ)側面部や柱、壁に固定する場合、固定側に側面固定受枠を使用する事で、X方向、Y方向への可動に対応することができます。

※上図は
MX77VTEF-U-Mを側面固定にした場合の施工例です。
側面固定部断面図
(歩行用荷重のみ)
ご注文方法
ご注文は下記の要領でご指示ください。
<例>
受枠側面固定の場合
MX77VTEF-U- K -M-6070
地震時に本体パネルがせり上がります。その周辺にいる人に危害を与える可能性を伴います。
詳しくは
免震エキスパンションジョイントの留意点をご確認ください。
※
MX77VTEF-U-M-6065の場合の納まり例です。
製品仕様およびサイズにより各寸法が異なりますので
ご注意ください。
屋外床(Y方向スライド式端部本体パネル)
人の通行が規制できる場所や、植栽でカバーできる場所に適している、納まりです。端部専用の本体パネルが不要のため、屋外床 Y方向せり上がり式端部本体パネルよりもコストパフォーマンスに優れた製品です。

屋外床
MX77VTEF-U-M
※
MX77VTEF-U-Mの場合の納まり例です。
端部本体パネルはスライドします。
本体パネルの敷設および、メンテナンス時の開閉に便利な吊り上げ用ナット付仕様をオプション設定しています。

@ K-1型開閉ハンドルのドライバー部を使用して、キャップを外します。
A K型開閉ハンドルのねじ部をインサートナットにねじ込み、動かなくなるまで締め付けて、本体パネルを持ち上げます。
※ K型開閉ハンドルの代わりに、アイボルトM16(別売)を使用して、本体パネルを持ち上げることもできます。

インサートナットは本体パネル1枚当たり4箇所付きます。

@ 六角棒スパナを使用して六角穴付ボルトを取り外します。
A 吊り上げ用ナットにアイボルトM10(別売)をねじ込み、本体パネルを持ち上げます。

吊り上げ用ナットは本体パネル1枚当たり4箇所付きます。
床部免震エキスパンションジョイントのパネル幅を約30%(当社比)小さくすることができ、
可動範囲の確保が困難な場所に設置できます。
下図のAは床部免震エキスパンションジョイントを、Bは免震クリアランスカバーを示します。